プテラノドンの最高峰骨格モデル
恐竜復元画家小田隆による最新学説を取り入れた恐竜骨格のリアルフィギュアです。
監修者 小田隆さん インタビュー
- 原画制作から造型監修を含め、様々な部分を監修いただきましたが、今回のプテラノドン スケルトンモデルのコンセプトを教えてください。
- 当初は飛翔するポーズと降着したポーズを表現することも考えていたのですが、伸びやかさと格好よさを重視して、どちらの種も飛翔するポーズとしました。二種の頭骨の形態や大きさの違いをよりわかってもらえると思います。
- プテラノドンは白亜紀の大空を支配していた知名度の高い翼竜ですが、小田様が抱かれているイメージを教えてください。
- 翼竜は復元の難しい古生物のひとつだと思います。おそらく大型の種ははばたかずに、グライダーのように滑空していたのでしょう。ただどうやって離陸するのか、着陸の姿勢はどうだったのか、など謎も多い生物です。
- 平山廉氏に骨格における学術的サポートを依頼いたしましたが、具体的にどのようなディスカッションがあったのでしょうか?
- 良質な化石記録が多い翼竜ですが、骨がもろいせいか、分かりやすく描かれた図版や写真が少ないです。椎体の数などは、平山さんに何度も確認して進めていきました。
- 今回プテラノドンの骨格モデルを製作するにあたり「ステルンベルギとロンギケプス」の2種類の製作となりました。製作にあたり特に意識、注意された点を教えてください。
- 大きな種の違いの特徴である頭骨の形態は、何度も修正を加えてもらいました。
- プテラノドンは細く繊細な骨格で構成されている事がよく解りますが、具体的に骨格から翼竜のどのような特徴が表れているのでしょうか?
- モデルで表現することはできませんが、骨の内部構造は現代の鳥のように中空でした。華奢な印象をこの大きさでモデル化することは困難であったと思います。重ね重ね第4指(薬指)だけが伸びて翼を構成している仕組みは不思議に思います。
- 最後にこのモデルについて見どころ、コメントをお願いします。
- 博物館では天井に高く吊るされて展示されることが多い翼竜ですが、このモデルであれば手軽にあらゆる方向から見ることができます。ぜひ、楽しんでください。
監修者プロフィール
小田 隆(おだ たかし)
恐竜など古生物の復元アートとコンテンポラリーアートで活躍するアーティスト。