こわれにくいやわらか素材のあそべるフィギュア
白亜紀後期のアジア大陸に生息していたテリジノサウルスのビニール製フィギュアです。小さなお子様が触れても安全な素材を使用しているため、リビングや子ども部屋に安心して遊んでいただけます。
テリジノサウルスTherizinosaurus
分類 :竜盤目/獣脚亜目/テリジノサウルス科
サイズ :全長9~10メートル
生息時代:白亜紀後期
白亜紀後期のアジア大陸に生息していた前脚に生えた巨大な鉤爪が特徴の大型恐竜。発見時には鉤爪以外の骨格がほとんどなく、長らくその姿は謎とされてきたが、近年になり近縁種のアラシャサウルスの化石が発見され、その姿が明らかとなった。しかし、食性を知ることができる頭骨については不明で、植物食性、魚食性、雑食性と様々な説がある。また、腕は鳥が羽ばたくように左右に広げることができる構造になっていたが、この進化の理由もまだ判明していない。後脚の内側にある親指(第一指)は、獣脚類では通常小さく退化するが、大きな腹部を含む巨体を支えるため、再び発達し、4本の指を地面につけて歩いたと考えられている。
監修者 荒木一成さん インタビュー
- 映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にも登場し大活躍するなど、人気のあるテリジノサウルスがビニールモデルの仲間に加わりました。近年のテリジノサウルスについて、荒木様はどのような印象をお持ちですか。
- 映画では沼から現れて、長い鋭い爪でギガノトサウルスも倒すような強い恐竜に描かれていましたね(笑)
とても奇妙な姿をしていて、ティラノサウルスやトリケラトプスのようなカッコよさは無いかもしれませんが、映画でも生かされてましたが、他の恐竜が持っていない前あしの長い鋭い爪が魅力の恐竜です。 - 長年にわたり正体不明の恐竜であったテリジノサウルスですが、ビニールモデルの造形をするにあたり苦慮された部分はございますか。
- 謎の恐竜だった以前と違って、現在は様々なテリジノサウルスの復元画や復元模型があるので、フェバリットのシリーズの造形に合うように留意してブラシュアップしていきました。
全身羽毛の復元も多いですが、あえて、ウロコのある肌も見せる造形にしています。
またソフトモデルでは前かがみの姿勢保持のために支柱を使いましたが、ビニールモデルでは前足を地面につけることで、姿勢を保持しています。 - テリジノサウルス ビニールモデルの彩色は、黄色ベースに赤茶系の羽毛が際立つ仕上がりになりました。出来上がった商品を見てどのようなイメージを持たれますか。
- ソフトモデルとは違い暖色系の色合いで、羽毛を持ったより大きな鳥のようなイメージになったと思います。 ギガノトを倒すほど強くなかったでしょうが、巨大な暴れ鳥って感じになったと思いますね。
- 最後にテリジノサウルス ビニールモデルについてコメントをお願いします。
- はじめに書いたようにそれほどメジャーではなかったテリジノサウルスですが、映画のおかげで知名度がアップしました。映画のようにビニールモデルもギガノトサウルスと対決させて、どちらが勝つか!?お家で勝負してみてください!
監修者プロフィール
荒木一成(あらき かずなり)
自然史系博物館での恐竜復元模型製作、恐竜図鑑などの原型製作を手がける日本を代表する恐竜造形師。