新恐竜秘宝館

Vol.18 やきもの恐竜図鑑―アジア・南米編

今回と次回の2回に分けて、焼物(陶磁器等、セラミックス)の恐竜を特集します。以前にも取り上げようと思った事があったのですが

焼物の定義が今いちわからない。
●年代、製造元等のデータが無いものが大半。
●まとめて飾っていないので、探すのが大変。

等々難題噴出で面倒臭くなって先送りにしていたものです。今回も一応製造国別にしてはありますがかなりアバウトです。半数以上が1990年の恐竜グッズ大爆発(以下DGEと記。正にカンブリア大爆発に匹敵するほどの勢いでした。幕張で大恐竜展があった年です。記憶に間違いが無ければですが…)の時に、東急ハンズや原宿キディランドなどで購入した物だと思いますが、確証はありません。さらに私にはセラミックとの見分けがつかないので、レジン(樹脂}製もかなり混ざっています。というわけで資料的価値はありませんが、画像を楽しんでいただければと思います。

日本

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写真1陶芸家、小林康代さん作の信楽焼。手捻りと呼ばれる一品物。スティラコで22cmほど。

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写真2愛知在住の陶芸家、伊藤たかをさんの作品。これも手捻りで手のひらサイズです。

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写真3越前焼。どちらも勝山で購入したものですが、特に右側は「恐竜エキスポふくい2000」実行委員会の承認シール付き。

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写真4○○焼だと思いますがデータなしでわかりません。眼がドールアイなのはちょっと興醒め。25cm位あります。多分DGE時代の物。

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写真5珍しく箱が残っていて、「SHOUEI」(上)「NAGAYA SANGYO CO.LTD」製と判明。DGE物。

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写真6以前、ヤフオクで落とし損なったと泣きを入れた(秘宝館Vol.31)「ふくしま国体記念貯金箱」。見事リベンジを果たしました。

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写真7水槽に入れてエアポンプにつなぐと口からあぶくを出します。購入元はアメリカのイーベイ・オークション。

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写真8上段の3匹は町の瀬戸物屋さんのウインドウで見つけた時の事をいまだに覚えています。他は記憶が無いのですが多分日本製でしょう。

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写真9瀬戸の陶器市土産。日本製だと思いますが確証無し。15cm位です。

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写真10最近ネットで手に入れた信楽焼のティラノ蚊取り器。モクモクと煙が出ている写真を撮ろうとしたのですが、煙は写りませんでした。わざわざ蚊取り線香を買ったのに…。

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写真11その他日本製と思われる物。左からランプ(DGE)、壁掛け(DGE)、ドアストッパー(DGE)、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の視聴者プレゼントでもらえた、番組で使われたものと同じカレー皿。ヤフオクでゲット。

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写真12正体不明ですが、少なくとも黒いのは国産だと思います。

インドネシア

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写真13原産地はインドネシアですが、1993年ジュラシック・パークの年に宮沢模型から「恐竜コレクション」と銘打って日本語解説付きで発売された物。1/40位です。

ベトナム

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写真14秘宝館Vol.14でも紹介した玄関わきの置物。犬の置物は風水的に悪いそうですが恐竜ならいいかも。前回横にいた我家の愛猫は、去年の暮れに23歳で大往生しました。合掌。

タイ

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写真15この見るからにアブナイ眼つきをした高さ9cm程の恐竜は、こう見えてもれっきとした博物館(Petrified Wood Museum)のミュージアムグッズだそうです。

中国・台湾

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写真16写真17産地はあくまでも推測です。写真16の中にMade in「China」「Taiwan」のシールが貼ってある物もあり、他のもまあ似たようなテイストなので…。殆どがDGEグッズ。

ペルー

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写真18DGEの頃に結構出回っていた物。ディフォルメが過ぎるので私的にはイマイチなのですが、それでも当時の私は買わないわけにはいかなかったのでしょう。

ブラジル

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写真19セカイモン・オークションで手に入れた物。アメリカでは割合ポピュラーな物らしく、時おりオークションに登場します。

最後に僭越ながら

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写真20自作のプシッタコサウルスです。ひょんな事から、よくある陶芸体験コースに参加して作った物。何も見ずに作った割には上出来かなと。

*陶器の酒ボトルや酒器なども和洋いろいろ取り揃えています。秘宝館Vol.52をご覧ください。

次回は格調高いヨーロッパとリアルな北米編です。


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田村 博 Hiroshi Tamura

ジャズピアニスト。1953年1月27日生まれ。
恐竜倶楽部草創期からのメンバー。恐竜グッズ収集家として知られる。東京、横浜のライブハウスを中心に活動中。
1996年に、ベースの金井英人のグループの一員としてネパールでコンサートを行った。「開運なんでも鑑定団」などテレビ番組や雑誌に度々登場。「婦人公論」2002年7/22号で糸井重里氏連載の「井戸端会議」で国立科学博物館研究室長・富田幸光氏と対談。千葉県市川市のタウン誌「月刊いちかわ」に、恐竜に関するエッセイを半年間連載。1998年の夏には群馬県と福島県の博物館の特別展にコレクションを提供。2000年夏には福井県「恐竜エキスポふくい2000」にコレクションを提供、サックス奏者、本多俊之とのデュオで、恐竜をテーマにしたコンサートを行った。