Vol.24 海外恐竜グッズ買いあさりの旅 最新編
この8月22日から8月29日までイギリスはスコットランドのエディンバラで、フリンジというアートフェスティバルに参加、その後お隣アイルランドで数回のライブをして昨日6日に帰ってきました(勿論本業の方です)。で、大急ぎでこの原稿を書いているわけですが…。
スコットランドと言えばネス湖、行かないわけにはまいりません。が、エディンバラでの休みは1日だけ、しかもその夜中のうちにダブリンに飛ばなければならないというきわどいスケジュールの中、せめて一目だけでもと思い行ったのはいいのですが、本当に一目だけ。湖の端に辿り着くのが精一杯でした…残念。
ともあれ、今回の戦果です。
エディンバラ
前もって調べておいた「Mr Wood's Fossils」という店でドーセット産イクチオサウルスの椎骨を購入。店の看板の古代鮫ステタカントゥスがいいですね(写真1)。この辺りの特産の様です。立派な「ロイヤル博物館」は恐竜の展示はありませんが、古代魚の化石と復元模型、それに軟体動物の気持ち悪い巨大解剖模型等は見ごたえがあります。ここではアクションフィギュア2個をはじめ多数の恐竜模型を購入、しかしイギリス製は一つも無し(写真2)。
ネス湖
インバネスの町を丹念に探せばいい物があったかもしれませんが…。写真3が全てです。それにしても、観光土産と言うと、日本でもそうですが、どうしてこの様な中途半端に可愛い物ばかりになってしまうんでしょうね?私としては、例えば例の医師のでっち上げ写真に使われた模型の正確なレプリカが入った「ネッシー撮影セット」なんてのがあったら跳びつくのですが。
ダブリン
この街の自然史博物館は一見の価値があります。薄暗い吹き抜けのホールに所狭しと置かれた薄汚れて所々ほつれている剥製。壁には牛や鹿の頭部がずらりと掛けられていて、いにしえの博物館の匂いがぷんぷんします。古生物の展示は殆どがアイルランドオオツノ鹿 で、恐竜はショップ内のみ。ここでは日本では余り見かけないドイツ製の古生物模型シリーズで未購入の物を衝動買いしてしまいました(写真4)。巨大魚竜ショニサウルスの模型は珍しいです。
おまけ
最後の写真5は、エディンバラの崩れそうな教会内にあった怪しい土産物屋で買った、人魚と妖精の化石です。とっても気に入ってます。
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田村 博 Hiroshi Tamura
ジャズピアニスト。1953年1月27日生まれ。
恐竜倶楽部草創期からのメンバー。恐竜グッズ収集家として知られる。東京、横浜のライブハウスを中心に活動中。
1996年に、ベースの金井英人のグループの一員としてネパールでコンサートを行った。「開運なんでも鑑定団」などテレビ番組や雑誌に度々登場。「婦人公論」2002年7/22号で糸井重里氏連載の「井戸端会議」で国立科学博物館研究室長・富田幸光氏と対談。千葉県市川市のタウン誌「月刊いちかわ」に、恐竜に関するエッセイを半年間連載。1998年の夏には群馬県と福島県の博物館の特別展にコレクションを提供。2000年夏には福井県「恐竜エキスポふくい2000」にコレクションを提供、サックス奏者、本多俊之とのデュオで、恐竜をテーマにしたコンサートを行った。