新恐竜秘宝館

Vol.2 アジアンテイストあふれる恐竜モデル

アジアの恐竜たち…と言っても、シャモティラヌスとかインドスクスとかの話ではなく、秘宝舘所蔵のアジアンテイストあふれる恐竜モデルたちの紹介です。

写真1は中国産の恐竜です。手前3体はお土産で頂いた物で、右の緑色のキラキラしたのは香港製。いかにも!という感じ。左の渋い2体は台湾の竹細工です。後ろ中央は「中華竜鳥酒」の徳利。シノサウロプテリクスの化石がレリーフになっています。去年遼寧省ツアーに参加した時に3個しかないのを先を争ってゲットした物。その右もその時の物です。左端はミネラルフェアで見つけた何とイクチオステガ!。真面目に作っているのでしょうが中華風味は隠し切れませんね。

写真2の手前の3体は、仕事でネパールに行った時にカトマンズ市内を歩き回って見つけた物。右端のはくり抜いたお腹の中にもう1体同じ形の恐竜が入っています。後ろ右はバリ島土産で左はネットで買ったインド物。そしてビニール袋に入っているのは、ネパールの古都バクタプールの駄菓子屋で店の婆に足元を見られつつ買ったインド製のたまらなくキッチュなおもちゃ。気に入っています。

日本らしい恐竜といったらこんな処でしょうか?(写真3
手前左4体は木彫りのクッシー。特に左端の物はいそりさんというアイヌ老人の手彫りです。外性器(つまりおチンチン - しかも人間の)が付いているというお茶目な物。後ろの茶色の2匹のクッシーは何故か竜脚類化しています。右は信楽焼のスティラコサウルス。小林康代さんの作品です。後ろの小さいのは南部鉄器で、あの民話の里遠野の民芸品センターで購入しました。立て掛けてあるのは、今は名前が変わってしまった群馬県の中里村恐竜センターがオープンした時に売られていた土産物。降って沸いた観光地化に村人達が慌ててこしらえた物でしょうが…なんとも素朴です。


前の記事 次の記事

田村 博 Hiroshi Tamura

ジャズピアニスト。1953年1月27日生まれ。
恐竜倶楽部草創期からのメンバー。恐竜グッズ収集家として知られる。東京、横浜のライブハウスを中心に活動中。
1996年に、ベースの金井英人のグループの一員としてネパールでコンサートを行った。「開運なんでも鑑定団」などテレビ番組や雑誌に度々登場。「婦人公論」2002年7/22号で糸井重里氏連載の「井戸端会議」で国立科学博物館研究室長・富田幸光氏と対談。千葉県市川市のタウン誌「月刊いちかわ」に、恐竜に関するエッセイを半年間連載。1998年の夏には群馬県と福島県の博物館の特別展にコレクションを提供。2000年夏には福井県「恐竜エキスポふくい2000」にコレクションを提供、サックス奏者、本多俊之とのデュオで、恐竜をテーマにしたコンサートを行った。