For Display : 観葉植物でジオラマをつくってみよう。森林編
アロサウルスとステゴサウルスが戦ったと考えられている化石が実際に発見されているのは広く知られています。恐竜時代の1シーンが化石として今に残り、そこから紐解いていくことで様々な情景がみえてきます。
フェバリットではその1シーンを「アロサウルス vs ステゴサウルス ミニモデル」でモデル化し、その情景が立体化されています。原型製作・監修者である荒木氏のリクエストで"戦いが終わった後"のシーンが再現されているこだわりのモデルです。
今回は、このシーンをさかのぼって"戦いが始まる前"の情景を気軽に観葉植物とミニモデルでジオラマをつくってみようと思います。
《ストーリーは、林の中でアロサウルスとステゴサウルスの戦いが始まる前。アロサウルスは茂みのなかでステゴサウルスに接近し狙いを定めています。一方、ステゴサウルスは食事の最中。そして、アロサウルスは隙を見て襲いかかろうとします。油断していたステゴサウルスは気配を感じるも・・・。》
使用した植物は100円から300円程度で購入できる寄せ植え用の観葉植物。レイアウトに強弱が出て自然に見えるように、背の高いもの、背の低いもの、シダっぽいものなど、林に見えつつ恐竜と組み合わせた時になるべくスケール感が合うものを選んできました。全体の構成は奥側に小高い林があり、その手前はけもの道をイメージしています。事前にストーリー(情景)を考え、スケッチや参考になる図鑑などがあればスムーズにレイアウトが決まります。
まず、全体のバランスを見ながら仮で植物を配置していきます。フィギュアを配置するスペースを忘れずに確保してくださいね。奥に背の高い植物を、手前は低いものを配置するとバランスが良くなります。レイアウトが確定したらしっかり植えていきます。最後に恐竜を配置し完成です。恐竜と合わせる瞬間がなにより至福のひと時。思わずニヤついてしまうものです。
アロサウルスは林の中に潜んでいる設定ですので、実際に目で見ても分かりにくいレイアウトになっています。せっかくなので目立たせたい気持ちを抑えつつ、リアリティーを重視した作品に仕上げました。
普通に植えれば普通の観葉植物そこにちょっとストーリーを加え、フィギュアをディスプレイすることで小さな1つの世界が生まれるのです。
恐竜の世界の楽しみ方の1つではないでしょうか。