ソフト素材を使用した"あつめる"恐竜フィギュア
白亜紀後期の南米大陸に生息していた頭部の1対の角が特徴の「肉食の雄牛」カルノタウルスのPVC製フィギュアです。コレクションしやすいサイズで、遊ぶだけでなくディスプレイとしてもお楽しみいただけます。
カルノタウルスCarnotaurus
分類 :竜盤目/獣脚亜目/アベリサウルス科
サイズ :全長8〜9メートル
生息時代:白亜紀後期
カルノタウルスという学名は「肉食の雄牛」を意味し、目の上にある雄牛のような角に由来している。ほぼ完全な骨格だけでなく、皮膚の印象化石も見つかっており、大型肉食恐竜の外観を知るうえで貴重な資料である。頭部は他の獣脚類に比べ鼻先が極端に短く、長さと高さがほぼ同じである。走行に適した長い後肢とは対照的に、前肢は非常に退化しており、指は4本あるが手の平が常に内側を向くような関節になっている。
監修者 荒木一成さん インタビュー
- 頭部の一対の角が印象的なカルノタウルスがソフトモデルの仲間に加わりました。カルノタウルスについて荒木様はどのような印象をお持ちですか。
- 南米の恐竜は特異なスタイルが多いですが、カルノタウルスも特徴のある肉食恐竜ですね。恐竜マニアの中では有名でしたが、ディズニー映画「ダイナソー」の悪役で。一躍メジャー恐竜になりました。
- カルノタウルスを造形するにあたり、難しかった箇所や、ぜひここを見て欲しい!といったこだわりの箇所を教えてください。
- カルノタウルスは頭部の角以外にも、前後に寸詰まりの頭部、短い前肢など、骨片のある平たい背中など、他の肉食恐竜と違う特徴があり、その特徴を生かすように作りました。
- ポージングについてはどのようなイメージで造形されたのでしょうか。
- 他のソフトモデルシリーズ同様、あまり奇抜なポーズではなく、いろんなシチュエーションやコレクションに対応でき、なおかつ肉食恐竜の獰猛さを表したポーズにしました。
- カルノタウルス ソフトモデルの彩色は紫色がベースとなっています。ソフトモデルシリーズでは初の色合いとなりますが、今回どのようなイメージを元に決められたのでしょうか。また、参考にされた生物などがいれば教えてください。
- ソフトモデルシリーズの他の種類の恐竜と一緒にコレクションしたときに、あまり色合いが重ならないカラーで、なおかつその恐竜の持つイメージを表現しました。今回の紫のカラーはなかなか斬新でしょ(笑)。
- 最後にカルノタウルス ソフトモデルについてコメントをお願いします。
- ソフトモデル、初の南米肉食恐竜です。ぜひコレクションにお加えください。またこれを機会に南米の竜脚類なんかもぜひリクエストしてください。
監修者プロフィール
荒木一成(あらき かずなり)
自然史系博物館での恐竜復元模型製作、恐竜図鑑などの原型製作を手がける日本を代表する恐竜造形師。