ソフト素材を使用した"あつめる"恐竜フィギュア
ジュラ紀前期に生息していた小型の翼竜ディモルフォドンのPVC製フィギュアです。大きな頭部や長く伸びた尻尾などの特徴を再現しています。コレクションしやすいサイズで、遊ぶだけでなくディスプレイとしてもお楽しみいただけます。
ディモルフォドンDimorphodon
分類 :爬虫綱/翼竜目/ディモルフォドン科
サイズ :全長1メートル
生息時代:ジュラ紀前期
ジュラ紀前期に生息していた小型の翼竜である。大きな頭部にあるくちばしには名前の由来となった大小2種類の歯が生えている。顎の形状や歯の解析結果、飛行能力の低さから、魚や昆虫、小型の脊椎動物を捕食していたと考えられている。翼竜としては翼が小さいが、前後脚が発達している。その脚を使い高所に登り、鉤爪で木や崖などにぶら下がって獲物に向かって滑空していたと考えられている。
監修者 荒木一成さん インタビュー
- 恐竜・古生物ファンの間では以前から有名で、映画に登場することで広く知られるようになったディモルフォドンがソフトモデルの仲間に加わりました。ディモルフォドンについてどのような印象をお持ちですか。
- そうですね。ディモルフォドンは1960年代のズデネック・ブリアンの画集にも描かれているぐらいお馴染みの翼竜ですね。実は私も約40年前に海洋堂のミニシリーズで作った記憶があります(笑)
そして映画ジュラシックワールドにも登場してトイにもなっていますので、今の若い人にはランフォリンクス(*)よりも有名かもしれませんね。 - ディモルフォドン ソフトモデルを造形するにあたり、難しかった部分や注目点を教えてください。
- ディモルフォドンはプテラノドンやケツアルコアトルスと違い、ランフォリンクスのような鋭い歯があって尻尾があるタイプの翼竜で、昆虫などを逃がさないように咥えたと思われる上下の歯の噛み合わせや、おそらく飛行時の垂直翼の機能を果たした尻尾の先のひし形などの特徴に気をつけました。
- ポージングや台座部分については、どのようなイメージで造形されたのでしょうか。
- ポーズについては、他の翼竜のフィギュア同様、悠々と飛行しているポーズで作っています。ベースも同様に岩場を模しています。
- ディモルフォドン ソフトモデルの彩色全般について、意識された部分はありますか。
- ディモルフォドンは昔からよく知られた翼竜で、わりと地味な配色で描かれることが多かったですが、中生代の鳥のような存在だと思うともっとカラフルな色をしていたかもしれないと思い、ブルーなど派手な配色と翼に模様をつけてみました。
- 最後にディモルフォドン ソフトモデルについてコメントをお願いします。
- A. 大きな頭のちょっと愛嬌のある翼竜、ディモルフォドンがフェバリットのコレクションに加わりました。陸の恐竜、海の魚竜、空の翼竜。ジュラ紀の大空を飛び回っていたディモルフォドンをコレクションにお迎えください!
*ランフォリンクス 翼竜目/嘴口竜亜目/ランフォリンクス科
ジュラ紀に世界各地に生息していた小型の翼竜。ディモルフォドンと同様に古くから知られている翼竜である。
監修者プロフィール
荒木一成(あらき かずなり)
自然史系博物館での恐竜復元模型製作、恐竜図鑑などの原型製作を手がける日本を代表する恐竜造形師。