全長40cmを超えるやわらか素材のあそべるフィギュア
白亜紀後期の海で繁栄した巨大肉食海棲爬虫類モササウルスのビニール製フィギュアです。小さなお子様が触れても安全な素材を使用しているため、リビングや子ども部屋に安心して遊んでいただけます。
モササウルスMosasaurus
分類 :爬虫綱/有鱗目/モササウルス科
サイズ :全長 12.5〜18メートル
生息時代:白亜紀後期
白亜紀後期の海で繁栄したモササウルス科の中では最大級で、ワニのような頭部と樽型で流線型の胴体と、鰭状に進化した四肢が特徴の海生爬虫類である。
頭部には、口を大きく開けることができる二重関節の顎を持ち、捕らえた獲物を丸呑みにしていたと考えられている。近年になって近縁種であるプラテカルプスの研究から、サメのような三日月型の尾鰭を持っていた可能性も指摘されている。
監修者 荒木一成さん インタビュー
- フェバリットでは初となるモササウルスがラインナップされました。映画で一躍有名になった感のあるモササウルスですが、どのような印象をお持ちですか。
- モササウルスは映画で有名になる前から、白亜紀の海生爬虫類ではエラスモサウルスと並び、超メジャーな絶滅生物です。また日本では各地でモササウルス類の化石が発見されている、恐竜以上に馴染みのある古生物ですので、今回やっとラインナップされたという気持ちです。(笑)
- モササウルスは水棲に適応していたと考えられていますが、造形するにあたり考慮した箇所などはありますか。
- 実際には水棲に適したツルッとした体表をしていたかもしれませんが、モササウルスは現在のオオトカゲと同じ仲間で、体表はウロコで覆われていたことも表現したかったので、現生のオオトカゲっぽい、ウロコとシワを表現しました。
- モササウルスは顎の構造や口蓋内の歯などヘビの近縁と考えられていますが、造形において参考にされた部分はありますか。
- 歯は恐竜のような短剣形、ヘビのように鋭く尖った形ではなく、円錐型の歯をしていますが、ヘビ同様、大きく口を開くことができました。またトカゲやヘビと同様、舌を使って臭いを感じる器官が発達していたと考えられるので、舌先も二股にしています。
- ポージングについてはどのようなイメージで造形されたのでしょうか。
- 某映画では、海面に顔を出して獲物をバクッと食べるシーンが印象的ですが、このモデルでは海中でアンモナイトや魚を捕えようと深く潜るシーンをポージングしました。また従来のウナギのように長く伸びた尾ビレではなく、近年復元された魚竜のような三日月型の尾ビレを表現しました。
- 彩色については、どのようなイメージで決められたのでしょうか。
- ビニールモデルは手で持って遊んでほしいので、グレーを基調に大型生物ぽい色で、オモチャっぽくならないように模様に気をつけました。
- 最後に今回のモデルについてコメントをお願いします。
- ソフトモデルのリアルなイメージを崩さず、しかも大きく、手で持ってガシガシ遊んでも壊れませんので、フェバリットの古代魚フィギュアと一緒に遊んみてください。
監修者プロフィール
荒木一成(あらき かずなり)
自然史系博物館での恐竜復元模型製作、恐竜図鑑などの原型製作を手がける日本を代表する恐竜造形師。