ソフト素材を使用したあつめる恐竜フィギュア
翼開長は約11mほどにもなる現在知られている限り史上最大級の翼竜ケツァルコアトルスのPVC製フィギュアです。コレクションしやすいサイズで、遊ぶだけでなくディスプレイとしてもお楽しみいただけます。
ケツァルコアトルスQuetzalcoatlus
分類 :翼竜目/翼指竜亜目/アズダルコ科
サイズ :全長10〜11メートル
生息時代:白亜紀後期
白亜紀後期に生息していた現在知られている限り史上最大級の翼竜である。骨の内部は軽量化のため空洞になっており、現生のキリンと同サイズながら体重は随分と軽かったと推測されている。足跡の化石から、地上では4つ足で歩き、飛行に関しては地面に4つ足で立った状態から、長い前足を軸にして棒高跳びのように勢いよく飛び立っていたと考えられている。
監修者 荒木一成さん インタビュー
- 現在知られている限り史上最大級の翼竜、ケツァルコアトルスがソフトモデルの仲間に加わりました。ケツァルコアトルスについて荒木様はどのような印象をお持ちですか。
- ちょっとした小型飛行機よりも大きなケツァルコアトルスです。こんな大きな動物が空を飛んでいたとは、驚き以外ありません。どんな風に飛行していたのかもとても興味が湧きます。
- ケツァルコアトルスを造形するにあたり、難しかった箇所や、ぜひここを見て欲しい!といったこだわりの箇所を教えてください。
- プテラノドンのようなバランスをとる後頭部のトサカも、ランフォリンクスのような尻尾の先の舵もありません。そんな10mを超える動物が悠々と空を飛んでいるところを想像して造形しました。
- ポージングについてはどのようなイメージで造形されたのでしょうか。
- 最近は海外のケツァルコアトルスの展示やフィギュアで、着陸ポーズが主流ですので、あえてプテラノドン同様の飛行ポーズにしました。
- ケツァルコアトルス ソフトモデルの彩色は明るい黄色、茶色がベースとり、プテラノドンとは異なる個性が現れています。今回どのようなイメージを元に決められたのでしょうか。また、参考にされた生物などがいれば教えてください。
- 大きな生物なので、全体はあまり派手な色にはしていませんが、クチバシなどは南米の鳥のように明るいイエローやオレンジにしてみました。
- 最後にケツァルコアトルス ソフトモデルについてコメントをお願いします。
- 頭部のトサカも尻尾の舵もなく、これほど大きな動物がどのように飛行していたのか?最近の復元では、これで飛べるのか?と思うくらい小さな翼です。このソフトモデルでは、プテラノドンや他の翼竜同様に飛行可能だったと思われる翼の大きさで作っています。今後の研究でどのような生態だったか解明されるでしょう。
監修者プロフィール
荒木一成(あらき かずなり)
自然史系博物館での恐竜復元模型製作、恐竜図鑑などの原型製作を手がける日本を代表する恐竜造形師。