プレシオサウルス
三畳紀後期からジュラ紀前期にかけて繁栄した首長竜の1種であり、首長竜の仲間では初期のものである。胴体は短く頑丈で、オールのような大きな四肢を使って泳いでいた。胃石(いせき)が肋骨の間にあり、浮力や重心の位置調整の重しとしての役割をしていたと考えられている。目はエイのように頭部の上側に寄り、口を閉じると上下の鋭い歯が口の外で互い違いに交叉するようになっており、魚を主食とする爬虫類の特徴と一致している。
英名:Plesiosaurus 名前の由来:爬虫類に似たもの 分類:鰭竜目 / プレシオサウルス亜目 / プレシオサウルス科 サイズ:全長3〜5メートル 生息時代:ジュラ紀前期 |
パドル状の四肢
四肢は大きなパドル状で、これをオールのように使って泳いでいたと考えられる。前後、上下と組み合わせて鰭を動かし泳いでいたのだろうか。
恐竜じゃない?
海棲の首長竜や魚竜は学術的には恐竜には分類されない。しかしながら恐竜の世界を語る上では欠かすことのできない、知名度の高い水棲爬虫類である。
ネッシーとプレシオサウルス
UMA(未確認動物)として有名なネッシーは、イギリスのネス湖に閉じ込められたプレシオサウルスだとして話題になった。世界的に知られた未確認動物であり、そのロマンは今なお語り継がれている。
大きさを想像してみよう
次の記事 →