生物図鑑

ケツァルコアトルス

白亜紀後期に生息していた現在知られている限り史上最大級の翼竜である。骨の内部は軽量化のため空洞になっており、現生のキリンと同サイズながら体重は随分と軽かったと推測されている。足跡の化石から、地上では4つ足で歩き、飛行に関しては地面に4つ足で立った状態から、長い前足を軸にして棒高跳びのように勢いよく飛び立っていたと考えられている。

  英名:Quetzalcoatlus
  名前の由来:アステカ神話の翼を持つ蛇の形をした神
  分類:翼竜目/翼指竜亜目/アズダルコ科
  サイズ:全長10〜11メートル
  生息時代:白亜紀後期

翼竜って?

空を飛ぶ爬虫類「翼竜」は、鳥でも恐竜でもない不思議な生き物。ケツァルコアトルスは、その巨大な体を武器に白亜紀後期の大空を支配していた。

ジュラシック・ワールド

2022年夏公開予定のジュラシック・パークシリーズ第6作目「ジュラシック・ワールド/ドミニオン」に登場。ケツァルコアトルスがどのように描かれるのか非常に興味深い。

史上最大級の翼竜

ケツァルコアトルスの翼開長は約11mほどにもなり、現在知られている限り史上最大級の翼竜である。現生のキリンと同じサイズの翼竜と聞けば、その巨大さを想像して頂けるだろう。これほどの大きさながら体重は非常に軽く約70kgほどだったと考えられている。

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