モササウルス
白亜紀後期の海で繁栄した巨大肉食海棲爬虫類モササウルス。モササウルス科の中では最大級で、ワニのような頭部と樽型で流線型の胴体、鰭状に進化した四肢が特徴である。頭部には、口を大きく開けることができる二重関節の顎を持ち、捕らえた獲物を丸呑みにしていたと考えられている。近年になって近縁種であるプラテカルプスの研究から、サメのような三日月型の尾鰭を持っていた可能性も指摘されている。日本においても各地でモササウルス類の化石が発見されている。
英名:Mosasaurus 名前の由来:マース川のトカゲ 分類:爬虫綱 / 有鱗目 / モササウルス科 サイズ:全長 12.5〜18メートル 生息時代:白亜紀後期 |
ジュラシックワールド
映画・ジュラシックワールドでは、水面から飛び出して獲物を捕食する印象的なシーンから、その名を広く知らしめ、知名度や人気は今やメジャー級になった。
海の覇者
モササウルスは海の食物連鎖の頂点に君臨していたと考えられている中生代の海の王者。二重関節の顎を持ち、大きく口を開けることで様々な海洋生物を捕食していたと考えられている。
オオトカゲと同じ仲間
モササウルスは現生のオオトカゲと同じ仲間であり、ウミトカゲの異名を持っている。 トカゲやヘビと同様に舌を使って臭いを感じる器官が発達していたと考えられる。
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