新恐竜秘宝館

Vol.8 秘宝館の全貌〜其の弐 ガラクタに埋れる

コレクターたるもの、大切なコレクションを綺麗に並べ、キャプションを付け、さらに死後の散逸を防ぐ為(!?)に目録を作るのがあたりまえで、私も勿論そうしたいのですが、情けない事に怠惰のせいでどれひとつとして手付かずです。

その一方で、私にはガラクタで部屋を埋め尽くすという願望がありまして、こちらの方は有無を言わさずちゃくちゃくと進行しています。これには以前お邪魔した事がある有名な恐竜コレクター、漫画家のヒサクニヒコさんの部屋が手本になっています。12畳以上はあるかと思われるヒサさんの仕事場の定員は僅か4人ほど、しかも床の上の物を慎重にまたいで所定の位置に着くともう身動きが取れない…。部屋中がコレクション(恐竜だけではありませんが)で埋め尽くされていて、そこに一緒になって埋れると何故かとても居心地が良かったのを覚えています。もっとも掃除などは想像だに出来ないので猫のミイラ位は埋まっている危険性はありますが。
さて今回の主役は我部屋の埋め尽くし要員、一山いくらの安価な恐竜達です。私は恐竜と見ると何でも買わずにはいられない性質なので、この様などうでも良い様な物が沢山貯まってしまいました。床を覆い尽くすのも時間の問題か…。

壁の一画は駄菓子屋化しています。様々なフィギュア(と言うよりおもちゃ)の他に水槽に入れる恐竜エアポンプ、恐竜バンドエイド、水鉄砲、歯ブラシ、犬用ガム、風船、恐竜型フック、お風呂で遊ぶステッカー等、何でもござれです。

いくつかある引き出しの中は陽の目を見ない小さな恐竜がぎっしり詰まっています。

下の写真はソフトビニール等でできた懐かしの玩具コーナーの一部です。中にはお宝があるかも知れませんね。


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田村 博 Hiroshi Tamura

ジャズピアニスト。1953年1月27日生まれ。
恐竜倶楽部草創期からのメンバー。恐竜グッズ収集家として知られる。東京、横浜のライブハウスを中心に活動中。
1996年に、ベースの金井英人のグループの一員としてネパールでコンサートを行った。「開運なんでも鑑定団」などテレビ番組や雑誌に度々登場。「婦人公論」2002年7/22号で糸井重里氏連載の「井戸端会議」で国立科学博物館研究室長・富田幸光氏と対談。千葉県市川市のタウン誌「月刊いちかわ」に、恐竜に関するエッセイを半年間連載。1998年の夏には群馬県と福島県の博物館の特別展にコレクションを提供。2000年夏には福井県「恐竜エキスポふくい2000」にコレクションを提供、サックス奏者、本多俊之とのデュオで、恐竜をテーマにしたコンサートを行った。