Vol.59 恐竜プラモデル史 4
70年代までに発売された国産恐竜プラモデルを「日本プラモデル50年史」の付録CD「昭和プラモデル全リスト」を頼りに書き出してみました。
1963:今井化学「歩く剣竜」→秘宝館Vol.1
1966:今井化学「歩く恐竜」→秘宝館Vol.31と写真 1(ヤフオクからの転載)
1969:日東科学教材「恐竜ステゴザウルス」「ティラノザウルス」●ゼンマイ歩行。25cm程の箱サイズ。
*1978年に「ブロントザウルス」を加えて再販→秘宝館Vol.31と写真 2、3(同梱カタログの画像)
1970:日東科学教材「恐竜ゴーゴン(説明に草食と書いてあるのでエダフォサウルスかと思われる)」●ゼンマイ歩行→写真 4、5
1970:日東科学教材「恐竜ミニゴーゴン」→写真 6(ヤフオクからの転載)
1971:フジミ模型・ジャンプ怪獣シリーズ「ティラノザウルス」他4種。詳細不明。
1972:バンダイ「ブロントザウルス」「イグアノドン」「チラノザウルス」「トリケラトプス」「ジメトロドン」「アンキロザウルス」「ステゴザウルス」●ゼンマイ歩行。25cm程。→秘宝館Vol.31と写真 7(未だ集まらず…泣)
1978:日東科学教材「恐竜4点パック」→写真 8、9)
*10cm程のミニサイズ。90年代に河合商会から、ジュラシックシリーズと銘打って、パッケージだけ今風になって再販→写真 10
1978:永大「ティラノサウルス」「プロントサウルス」「ステゴサウルス」「プテラノドン」→写真 11、12
*ミニサイズ。顎の開閉等のギミック付き。初めてサウルスと表記されるもプロントサウルスは実に残念!後に有井製作所、マークから再販(年代不明)、さらにはコビトガムの食玩にも→写真 13。永大とコビトのみジオラマベース付き。
こうして見ると1978年は恐竜プラモの当たり年だったようです。さらに真打として学研から名作「骨格シリーズ」が発売されるのですが、その話は次回じっくりと。
そして次回は1981年に恐竜ファンを総脱力に陥れた?タミヤ1/35恐竜シリーズも合わせて紹介します。
ちなみに写真 14、何だかわかりますか?タミヤのティラノの足…改造するっきゃないですよね!
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田村 博 Hiroshi Tamura
ジャズピアニスト。1953年1月27日生まれ。
恐竜倶楽部草創期からのメンバー。恐竜グッズ収集家として知られる。東京、横浜のライブハウスを中心に活動中。
1996年に、ベースの金井英人のグループの一員としてネパールでコンサートを行った。「開運なんでも鑑定団」などテレビ番組や雑誌に度々登場。「婦人公論」2002年7/22号で糸井重里氏連載の「井戸端会議」で国立科学博物館研究室長・富田幸光氏と対談。千葉県市川市のタウン誌「月刊いちかわ」に、恐竜に関するエッセイを半年間連載。1998年の夏には群馬県と福島県の博物館の特別展にコレクションを提供。2000年夏には福井県「恐竜エキスポふくい2000」にコレクションを提供、サックス奏者、本多俊之とのデュオで、恐竜をテーマにしたコンサートを行った。