ステゴサウルス
剣竜類の中では最大級となり、最も名の知れた恐竜である。剣竜類は背中から尾にかけて骨板が2列に並ぶことが特徴的で、ジュラ紀後半から白亜紀前期にかけて繁栄した。また、湾曲した背の形は特徴的である。ステゴサウルスを含む剣竜は群れで行動していたとする説があり、 それは、複数個体のまとまった化石が発見されることがあるためである。尾の先端にある4本の棘(スパイク)は防御用に振り回していたものと解釈されている。ステゴサウルスは背中の上に並ぶ骨板が大きな菱型ないし三角形になることで識別できる。大きな体に比べ特に頭は小さく、脳が小さい(約30グラム:梅干しほどの大きさ)ことでも有名である。なお、実際ステゴサウルスの知能がどれほどあったのかは詳しく分かっていない。
英名:Stegosaurus 名前の由来:屋根のあるトカゲ 分類:鳥盤目 / 剣竜下目 / ステゴサウルス科 サイズ:体長 約6.7メートル / 推定体重 2.6トン 生息時代:ジュラ紀後期(1億5千万年前) |
背中の骨板
背中の上に並ぶ骨板は菱型ないし三角形であり、たがいちがいに生えていた。ステゴサウルスが発見された当初は、完全な標本が無かったため、亀の甲羅のように骨質の板で背中が覆われていたと考えられていた。また、「怪獣ゴジラ」の背びれのデザインは実はステゴサウルスが元となっている。
尾のスパイク
ステゴサウルスの最大の武器となる尾の先にある鋭い4本の長大なスパイク。大きいもので長さは60cmにもなったとされる。捕食者に対し、尾を左右に振り回し敵と戦ったのでしょう。
ステゴサウルスVSアロサウルス
ステゴサウルスの尾のスパイクで攻撃され、その際に傷ついたと考えられるアロサウルスの骨の化石が発見されている。攻撃された箇所はアロサウルスの尾のつけねのあたりである。狩りをすた際に反撃されたのだろうか。化石の発見によって恐竜時代の様々な情景がわかってくる。
大きさを想像してみよう
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