新恐竜秘宝館

Vol.77 「失われた世界」翻訳本コレクションの今

実を言うと今回は科博クラウドファンディングのフタバサウルス・タイプ標本レプリカのお披露目を予定していたのですが、締め切りが近づいた頃に届いた現物は真っ白な未塗装で、しかも密かに期待したリアルサイズではなく1/3にスケールダウンした物でした。 

考えてみれば10万円位で1/1のレプリカが買えるわけもなく…ではなく、これは寄付ですので、邪心を抱いた私が恥ずかしい…。

照明を当てて陰影をつけると紛れもなくフタバサウルスなのですが、普通に置いておくと白い塊のようです。

これは自分で色を塗るしかないなと。

なので科博で実物の写真を撮りまくり、次回には本物と見紛うばかり(?)のフタバサウルス頭蓋骨をお見せしようと気合を入れています。乞うご期待。

画像1

 

*1/3というサイズは、同梱されていた記載論文の図版とほぼ同じサイズでした。ちょっと嬉しい発見です。

という訳で、今回はレプリカが間に合わなかった時に備えて用意していたテーマ、このところ少し増えた「失われた世界」の翻訳本コレクションの現状報告です。

 

「失われた世界」

 

現在までに出版された翻訳本のリスト。新秘宝館Vol.30に載せたものに、その後手に入れた本、そして簡単な解説を添えた改訂版です。秘宝館にすでに紹介記事がある場合はリンクしています。特に最近入手した物はとれたての挿絵と共にご紹介。

 

解説は登場する恐竜の和名やイラストに焦点を当ててみました。

「失われた世界」翻訳本の世界では何故か、戦前はもちろん戦後だいぶ経った70年代くらいまで、和名が使われていました。特に禽龍(イグアノドン)の食い散らかされた死体を前にしたチャレンジャー、サマリー両教授の会話「異龍(アロサウルス)の仕業か」「あるいは斑竜(メガロサウルス)かも」の場面では、訳者によって様々な和名(特にメガロサウルス)が入り乱れ、彼らの恐竜認識度が測れて興味深いです。ちなみに禽龍、異龍、斑龍などは、かの横山又次郎先生が名付け親の由緒正しい名前なのですが、異竜以外は付けた意図がわかりません。今度、長崎恐竜博物館の中谷さんに聞いてみようと思います。

 

挿絵の画像は恐竜などの登場シーンです。物語での恐竜や翼竜の主な登場シーンは

1:台地に登る前のキャンプ地で翼竜に焼いていた肉を奪われる。

2:イグアノドンの親子に遭遇

3:翼竜の巣で翼竜の群れに襲われる。

4:夜間キャンプ地を異竜か斑竜が襲う。

5:夜間に湖畔で剣竜と遭遇。

6:夜間に異竜か斑竜に追われる。

7:原住民の村が異竜か斑竜に襲われる。

8:ロンドンに連れてきた翼竜が逃げる。

といったところです。挿絵は大体この順番に並べています。

 

新秘宝館Vol.30も併せてご覧ください。

 

1916「知られざる世界へ」 風来居主人/研究社(未)

本邦初翻訳。雑誌「中學生」に同年5月から17年6月にかけて連載されました。ドイルマニアの方のネット情報で内容は不明。国会図書館に10月号があるのを見つけましたが、ネットでは閲覧できないので近々行ってみるつもりです。

1924「奇怪の足跡」宇月基/新栄閣(未)

「探偵冒険叢書」シリーズの一冊ということ

しか情報なし。国会図書館にも無し。果たし

て現存するのか?

1925「没落の世界」新東信/金剛社(未)

言い回しは古いですが完訳の様です。恐竜という単語は出てきません。翼竜の事を羽龍と訳し、剣龍(ステグゾーラス)、禽龍は登場しますが、「異龍か斑龍か」シーンは残念ながらカット。

新秘宝館Vol.7に書影あり。

1929「前世界物語」大戸喜一郎/金蘭社

そのシーンは「肉塊を前においていろいろと議論を始めました。」とだけ。

新秘宝館Vol.56に、ようやく手に入れ歓喜にむせびながら書いた紹介記事があります。 

1931「前世界探検」大戸喜一郎/金蘭社(未)

「前世界物語」の新装版。巻末に「付録・人間と猿」という解説が加えられているそうです。

1933「滅びた世界」大佛次郎/改造社(未)

*コナン・ドイル全集5に収録。

最近存在を知った本。ネットに書影が載っているのですが、革を使った重厚な装幀です。また欲しいものリストが増えました。2005年に復刻版が出ていますが、そちらも入手困難なようです。

1947「恐龍の足音」高垣眸/偕成社

戦後初の「失われた世界」。ほぼ原作どおりの展開ですがグラディスは登場せず。恐龍と書いてイグアノドン、禽龍と書いてブロントゾーラスとわざわざルビをふっているのはいただけません。紙質、印刷ともに粗悪な物ですが、47年と言えば戦後間もない、あの01ゴジラが襲来した年。その年の出版だと思えば無理もない話です。

新秘宝館Vol.7

1948「怪獣国探検」伴大作/明々社

長年探していた本。つい最近ヤフオクで見つけ少々無理をして入手。この本も前年の「恐龍の足音」同様粗末な作りですが、嬉しいので画像で紹介します。なぜか登場人物の名前が改変されていますが、主なエピソードは取り入れられています。和名は雷龍=獣脚類、恐龍=イグアノドンとデタラメ。

画像2

〈伴大作著・明々社(1948)  口絵/p27/p144〉

1949「恐龍の足音」高垣眸/偕成社(未)

*47年版の新装版

1954「失われた世界」大佛次郎/小山書店

*世界大衆小説全集1 同じ大佛訳の1933年の「滅びた世界」との関連は不明。

例のシーン、異竜は出てきますがメガロサウルスは斑竜ではなく巨竜と表記されています。

1955「恐龍の足音」高垣眸/偕成社

*47年版の大幅増ページ改訂版ですが、ルビの間違いはそのまま。

1955「失われた世界」塩谷太郎/講談社

「アロソールスの一種と言いたい」「でなければ斑竜だ。」訳者は斑竜は知っていても異竜は知らなかっのか…。最初に出くわす禽龍のイラストがブロントサウルスなのは画家が「恐竜の足音」を参考にしたせい?

1958「うしなわれた世界」唐沢道隆/金の星社 

*ひらかな世界名作

これも最近手に入れた本ですが残念ながらカバーがありません。会話シーンは無いのですが冒頭にイラスト付きで恐竜を紹介するページがあり禽竜の姿も。しかしどう見てもパラサウロロフスです。この本は3つ折りのカラー口絵をはじめイラストが豊富です。すべてひらがなでかかれているわけではなくかんたんなかんじにもひらかなのるびがふられているというものでした。

画像3

〈唐沢道隆訳 金の星社(1958) 口絵/p10/p11/p59/p81/p89/p100/p114/p115/p116/p117/p169〉

1960「恐竜の足あと」片方善治/岩崎書店

ジュブナイルですが原作にほぼ忠実。両教授が議論する肉食恐竜の名はアローソルス、はん竜です。

1960「ロスト・ワールド」福島正実/学習研究社

*中学一年コース付録。締めのロンドンの翼竜は潔くカット…。

1961「失われた世界」延原謙/新潮文庫

メガロサウルスは巨竜。

1961「失われた世界」白木茂/学習研究社

*五年の学習付録

台地に着くまでは大幅ダイジェスト。登場する恐竜はブロントザウルス、チラノザウルスに置き換えられています。表紙はケラトサウルスですが。

1962「ナゾの恐竜王国」小学五年生12月号/小学館

新秘宝館Vol.62をご覧ください。

1963「ロスト・ワールド」新庄哲夫/ハヤカワSFシリーズ

巻末に当時のSF界の重鎮福島正実によるザリンガーの壁画の写真を使った恐竜の解説がありますが、残念ながら間違いだらけ。

1965「ナゾの恐竜王国」小学六年生3月号/小学館 () このシリーズはあとこの一冊でコンプリート。次なる目標です。

1965「恐竜の台地」塩谷太郎/旺文社

*中二時代付録

挿絵のプテラノドンに太くて長い尾があります。

1966「失われた世界」篠原雅之/小学館

*少年少女世界の名作文学・イギリス編6に収録。

最近ネットで偶然発見し入手した本。教授たちの会話、「禽竜/異竜」は出てきますがメガロサウルスは恥ずかしくも「大恐竜」です。恐竜シーンの挿絵は無いのですが、翼竜襲撃シーンのカラー口絵と図鑑的なイラストページ(ここでの獣脚類の名は「恐竜」)があります。一行が橋を渡る珍しいアングルの挿絵も。絵はとても丁寧ですが作者の名は記されていません。

画像4

〈篠原雅之役 小学館(1966)口絵/ p445/p435/〉

1966「失われた世界」白木茂/偕成社

*名作冒険全集

同訳者の1961年刊「五年の学習文庫」と同じく恐竜はブロントザウルスとチラノザウルス置き換えられています。カラー口絵や挿絵など絵が豊富。

1967「失われた世界」永井淳/角川文庫

禽竜の挿絵はブロントサウルス。禽竜が獣脚類に襲われるシーンはブロント対ケラトサウルス?

1967「ナゾの恐竜王国」小学四年生1月号/小学館 

新秘宝館Vol.62(誤って12月号と記載されています)

1967「恐竜の世界」久米穣/岩崎書店

*エスエフ世界の名作

久里洋二のポップなイラストがとても楽しく、恐竜の種類などどうでも良くなってしまいます。

1968「失われた世界」高垣眸/偕成社

*少年少女世界の名作

55年版「恐龍の足音」と同じ内容

1969「なぞの恐竜王国」小学四年生6月号/小学館 

新秘宝館Vol.62

1969「失われた世界」加納一郎/学習研究社

*5年の学習付録

恐竜の名前は特に出てきません。挿絵は1966年偕成社版を参考にしている様です。

1969「失われた世界」龍口直太郎/創元推理文庫

メガロサウルスはまたしても巨竜。

1970「ロスト・ワールド」加島祥造/早川書房

*世界SF全集

メガロサウルスは「大恐竜」。鳥のような足跡を見つけた時「始祖鳥」の名を出してしまうのはこの訳だけ。

1970「うしなわれた世界」土居耕/岩崎書店

*エスエフ少年文庫

多少の省略はありますがほぼ原作どおり。恐竜の口絵や挿絵が図鑑なみにリアルです。

1971「失われた世界」白柳美彦/ポプラ社

*世界の名著

ジュブナイルながら完訳本。注釈や解説も充実。剣竜以外は和名表記を捨てています。70年代に入ると恐竜の和名はめっきり減ってしまいます。

1971「恐竜世界の探検」白木茂/あかね書房

*少年少女世界SF文学全集

白木茂3度目の翻訳。"カンガルーのような"ブロントザウルス、ケラト風獣脚類、ブリアン風チラノザウルスなどが登場。

1972「恐竜の世界」氷川瓏/ポプラ社

*SFシリーズ

なかなか手に入らなかった一冊。ケラトサウルス風「巨竜(メガロ)」や哺乳類風禽竜などが登場します。

画像5

氷川瓏訳 ポプラ社(1972) 〈 p91/p119/p124/p125/p157〉

1973「最後の恐竜世界」南山宏/朝日ソノラマ

これも近年の収穫。挿絵は昭和のレジェンドの一人、柳柊二。この本では教授たちは「アロザウルスあたりかな。」に対し「大型の肉食恐竜はみんな容疑者。」と言うにとどめ、メガロサウルスの名は出しません。湖畔で見かけた「淡水産プレジオザウルス」の挿絵は他ではあまり見かけません。

画像6

南山宏訳 朝日ソノラマ(1973)  

〈扉絵/p34/p35/p85/p86/p118/p119/p141/p179/p199/p213〉

1973「きょうりゅうの世界」瀬川昌男/集英社

*母と子の名作文学

低学年向きの児童書ですが押さえるところは押さえていいます。和名はなし。

1974「失われた世界」白木茂/偕成社(未)

*冒険探偵シリーズ 1966年版の改装新版

1974「恐竜の世界探検」手塚治虫(編)長谷川猛(画)/学習研究社

*劇画サスペンス

手塚治虫が関わった劇画。ストーリーはほぼ原作通りなのですが、最後は映画版の様に火山大爆発です。ちなみにロンドンに連れ帰った翼竜はディモルフォドン!

1975「失われた世界」塩谷太郎/鶴書房

1955年講談社刊のものと同じ訳なので「禽竜」が使われていますが、挿絵の方はさすがにイグアノドンに改められています。

1975「生きていたきょうりゅう」唐沢道隆/金の星社

1958年刊「うしなわれた世界」と同じもの。こちらの「きんりゅう」はパラサウロロフスのまんま。

1976「恐竜の世界」久米穣/岩崎書店(未)

*SFこども図書館 

1967年刊のエスエフ世界の名作13と同じもの。

1977「失われた世界」定松正/春陽堂書店

*春陽堂少年少女文庫

ほぼ完訳。新訳なのに死語になりかけている「禽竜」が使われています。ドラゴン風翼竜のイラストも。

1978「うしなわれた世界」土居耕/岩崎書店

*SF少年文庫 

1970年版の新装版

1979「きょうりゅうの世界」内田庶/集英社

*子どものための世界名作文学

池田龍男の絵が楽しめます。

1981SF恐竜大探検」6年の科学理科教材/学習研究社)

新秘宝館Vol.56

1983「失われた世界」山生敏子/ぎょうせい

*少年少女世界名作全集

和名も表記されていますが控えめ。イグアノドン(禽竜)、メガロサウルス(巨竜)、テロダクティル(翼竜)という様にカッコ内に収まっています。いつのまにか翼手竜が翼竜になっている…。

1986「うしなわれた世界」土居耕/岩崎書店(未)

*SFロマン文庫 1978年版と同じ

1994「失われた世界」龍口直太郎/創元SF文庫 

*1967年版の新装版

1994「きょうりゅうの世界」内田庶/集英社

*子どものための世界文学の森 

1973年版の新装版。さすがにJP後なので巻末の解説とイラストはリニューアルされています。

1995「悪魔の棲む台地」高野孝子/小学館

巻末に「原点のハイライトを新訳したもの」との断り書きあり。挿絵は風景画風のものや写真が使われ独創的。モデルとなったギアナ高地の解説も。

1996「失われた世界」加藤祥造/ハヤカワ文庫SF

*1970年刊「世界SF全集」と同じ訳

1998「失われた世界」森詠/講談社

*痛快世界の冒険文学

ドイルの原作を自由に改作、結末も改変。登場する恐竜も大幅に増やされ、巻末の親切な図解「痛快ミニ百科」で紹介される「登場する古生物」は16種類に及ぶという大盤振る舞いです。

2002「森詠の失われた世界」森詠/講談社

*シリーズ・冒険 

1998年版の新装改訂版ですが、挿絵や巻末の「痛快ミニ百科」が省かれていてその分300円安くなっています。

2003「ロスト・ワールド」久米穣/岩崎書店

*冒険ファンタジー名作選

1967年刊の「エスエフ世界の名作シリーズ」の復刻版ですが何故か絵が久里洋二から竹本泉に変わっています。

2004「失われた世界」管紘/講談社青い鳥文庫

完訳版。さすがに恐竜の和名はありません。

2005「滅びた世界」大佛次郎/本の友社(未)

*コナン・ドイル全集5

1933年改造社発行の本の復刻版。なんでこの本の出版を見逃したのか…悔やまれます。

2006「ナゾの恐竜王国―太郎冒険記所収」岸本修/アップルBOXクリエート

「小学四年生」1967年1月号掲載の「ナゾの恐竜王国」を含む昭和の漫画家岸本修の漫画を単行本化したもの。

新秘宝館Vol.62

2009「失われた世界」龍口直太郎/創元SF文庫

初出は1969年。創元文庫創刊50周年を記念した限定カバー版。勿論訳は昔のまま。

2015「失われた世界」管紘/講談社青い鳥文庫

2004年刊の新装版。表紙、挿絵、目次のデザイン、登場人物の顔が変わっている他、訳者によるまえがきが加筆されています。

2016「失われた世界」伏見威蕃/光文社古典新訳文庫

完訳に加え最初に「The Lost World」が連載された「ストランド・マガジン」からのオリジナルイラストを使用。注釈も多く付けられています。

新秘宝館Vol.56

2020「ロスト・ワールド―恐竜の世界―」芦辺拓/学研プラス

*10歳までに読みたい世界名作

ダイジェストされているもののエピソードは原作にほぼ忠実。登場する古生物の種類も原作と全く同じですが、イラストは勿論今様。二人の教授の会話は夜襲シーンに組み込まれていますがちゃんとあります。当然ながら「アロサウルスかなあ。」「あるいはメガロサウルスかもしれん。」です。

新秘宝館Vol.56

2020「失われた世界」中原尚哉・訳/創元SF文庫 

2006年新潮文庫版に対抗するかのような完訳、オリジナルイラスト版。詳しい比較は新秘宝館Vol.56で。

 

残すところ未購入はあと10冊。もちろんこれからも未知の「ロストワールド」が発掘されるでしょうが、ライフワークとして完全制覇を目指します。

 

さて、最近手に入れたちょっと毛色が変わったグッズをご紹介。

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ティラノではなくボコボコにされている車の方です。ジュラシック・パークの名シーンに使われたフォード・エクスプローラー。マッチボックス社のミニカーです。

通常版は各社から発売されているのですが(トミカからも!)、このダメージ版はレア物らしくアマゾンでも売っていないし、メルカリでも4000円前後の値が付いています。私は鎌倉の小町通のUS雑貨屋で660円で買ったのですが、後でネット検索してちょっとニンマリしてしまいました。

ティラノは若干大きめですが、ポーズが変えられるスグレモノ、海洋堂のリボルティックシリーズのJPティラノ。ベースはスケールには目をつぶって、前々回からの使いまわしです。案外雰囲気は出たと思います。

車内に子供たちの姿が無いのは残念ですが。

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ネットで出会って衝動買いしたヴェロキラプトル・ヌイグルミ。基本ヌイグルミには手を出さないのですが、これぞ羽毛恐竜というたたずまいに一目惚れしてしまいました。ワイルドリパブリック製で10000円近くもするのですが良くできています。足のウロコまで表現されています。私に手芸の才があれば、脚と尾を延長、歯と爪を樹脂で補完してよりリアルを目指すところなのですが、ボタンも付けられない私にはそれは無理。でもこうして写真におさまるとなかなかの生きもの感で、昔共に暮らした猫のフサコを思い出してつい感傷に浸ってしまいました。


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田村 博 Hiroshi Tamura

ジャズピアニスト。1953年1月27日生まれ。
恐竜倶楽部草創期からのメンバー。恐竜グッズ収集家として知られる。東京、横浜のライブハウスを中心に活動中。
1996年に、ベースの金井英人のグループの一員としてネパールでコンサートを行った。「開運なんでも鑑定団」などテレビ番組や雑誌に度々登場。「婦人公論」2002年7/22号で糸井重里氏連載の「井戸端会議」で国立科学博物館研究室長・富田幸光氏と対談。千葉県市川市のタウン誌「月刊いちかわ」に、恐竜に関するエッセイを半年間連載。1998年の夏には群馬県と福島県の博物館の特別展にコレクションを提供。2000年夏には福井県「恐竜エキスポふくい2000」にコレクションを提供、サックス奏者、本多俊之とのデュオで、恐竜をテーマにしたコンサートを行った。